ご自分の月経に関するデータは把握しておくようにしましょう。
最終月経がいつか(始まった日、何日続いたかなどが重要です)、ここ1年はどうだったかなど。
できれば基礎体温を記録して下さい。
受診の時にお持ち頂ければ有用なデータとなります。
生理不順の原因は卵巣機能不全やホルモン異常などが考えられます。
ストレスや生活環境の変化、体重の急激な増減などでも不順をきたします。
また生理痛は子宮内膜症という病気で起ってきますが、内膜症でなくてもひどい生理痛で悩む方はいらっしゃいます。
冷え症が強い方は生理痛がひどくなりがちです。
不正出血で一番心配になるのは『がん』です。
確かに子宮頚がん、子宮体がんともに不正出血が症状として挙げられます。
しかし閉経後の不正出血は膣炎から起ることがありますし、排卵期に出血を起こすこともあります。
また性交渉で感染する病気の中にも不正出血するものがあります。
出血といっても原因は様々ですので検査をしないとわかりません。
不正出血がみられたはまずはお気軽に受診してください。
痒みの原因は色々ありますが、感染によるものは早く治療しなければなりません。
痒みを起こすものにカンジタというカビの一種があります。
菌自体は珍しいものではありません。
抵抗力が落ちている時この菌が膣内に入ると繁殖して痒みを引き起こし、白いオリモノが多量に出ます。
妊婦さんがかかりやすい膣炎です。抗真菌剤で治りますので早めに受診しましょう。
一般におりものの異常は性感染症で見られます。
現在、性交渉で感染する病気が増加しています。クラミジア、トリコモナス、ヘルペス、カンジタ。
昔から性病と呼ばれている梅毒、淋病などもあります。
また肝炎、エイズなどの危険もあります。
これを防ぐのはコンドームしかありません。
自己判断や自己治療でかえって症状を悪化させ、治りにくくしてしまうこともありますので異常を感じたらまずは受診して下さい。
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